NTT東日本およびNTT西日本における解約手続きは、窓口の特性と混雑状況を理解して使い分けることがスムーズな完了への近道となります。利用者の利便性を図るため、現在ではオンラインでの受付体制が大幅に強化されています。
電話窓口として広く知られている「116」は、NTTの固定電話から発信する場合は通話料無料ですが、携帯電話や他社回線から発信する場合は「0120-116-000」のフリーダイヤルを利用します。受付時間は午前9時から午後5時まで(土日・祝日も営業、年末年始を除く)となっています。しかし、週明けの月曜日や五十日(ごとおび)、月末月初、引っ越しシーズンである2月から4月にかけては回線が極めて逼迫し、「30分以上保留音を聞かされた挙句にオペレーターに繋がらない」という事態が日常茶飯事です。
この混雑を回避する最も有効な手段が、「Webでの固定電話解約手続き」です。NTT東日本(公式ホームページ内の「各種お手続き」コーナー)およびNTT西日本(「Web116」手続きページ)では、24時間いつでも解約や休止の申請を受け付けています。Web手続きを行う際は、事前に手元へ以下の情報を用意しておくと数分で入力が完了します。
- 契約者本人の氏名・住所・生年月日
- 解約対象となる固定電話番号
- お客様番号(「開通のご案内」や毎月の請求書・Web明細に記載の10〜13桁の番号)
- 撤去希望日(無派遣工事の場合は基本的に希望日で即日信号停止が可能)
ここで絶対に犯してはならない致命的なミスが、光電話への番号ポータビリティ(LNP)を希望しているにもかかわらず、先にNTT窓口へ解約を申し込んでしまうことです。固定電話の番号をドコモ光、ソフトバンク光、auひかりなどの「光電話」へそのまま引き継ぎたい場合、NTTに対して利用者が直接解約連絡を入れてしまうと、その瞬間に番号が廃番処理され、二度と番号を引き継ぐことができなくなります。必ず「乗り換え先の光回線事業者」に対して『現在のNTT番号を番号ポータビリティで引き継ぎたい』と申し出てください。光電話の開通工事が完了した時点で、NTT側のアナログ回線は自動的に解約(または利用休止)へと連動処理されます。