難関国家資格である公認会計士や税理士の国家試験において、両学部の実績格差は歴然としています。公認会計士・監査審査会が発表する合格者データおよび各大学の合格実績において、上位を占めるのは伝統的に商学部を擁する大学群です。
慶應義塾大学(商学部)や中央大学(商学部)に加え、早稲田大学商学部の就職実績と評判は、この会計分野の強靭さに支えられています。早稲田大学商学部では、学内の会計研究室や提携専門学校との連携プログラムが強固であり、在学中に公認会計士試験の短答式・論文式に合格する学生を毎年多数輩出しています。卒業生は有限責任あずさ監査法人、PwC Japan有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、EY新日本有限責任監査法人といったBIG4監査法人へ確固たるルートを持っています。
この対比を象徴するのが、明治大学商学部と経営学部の違いと現在です。明治大学商学部は1904年設置の私学最古の商科をルーツに持ち、「看板学部」として金融・会計界に強大な駿河台人脈を築いてきました。一方、1953年に独立した明治大学経営学部は、日本で最初の私立大学経営学部としてのプライドを持ち、よりグローバルなマネジメント教育や女性キャリア形成に注力してきました。現在の明治大学においては、資格と金融の商学部、戦略と国際展開の経営学部という棲み分けが明確に確立されています。