2009年に公開され、東宝の配給で大きな反響を呼んだ歴史大作映画『真夏のオリオン』。潜水艦の艦長を熱演した玉木宏と、物語の鍵を握るヒロインを演じた加藤ローサの掛け合いは、当時の映画界に圧倒的なインパクトを与えた。
極限状態で生きる人々の絆を描いた撮影現場は、想像を超える厳しさだったという。過密なスケジュールの合間にも、二人は役柄の繊細な心理描写について真摯に議論を重ね、現場の空気を絶えず温かく、そして高く保ち続けていた。過酷な撮影で見せたプロフェッショナリズムこそが、作品に本物のリアリティを吹き込んだのだ。