お腹の脈打つしこりは破裂の前兆か?腹部動脈瘤の初期症状と手術基準

お腹の脈打つしこりは破裂の前兆か?腹部動脈瘤の初期症状と手術基準

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心臓から全身へと血液を送り出す人体の中で最も太い動脈が「大動脈」です。横隔膜より下のお腹を通る部分を腹部大動脈と呼び、通常時の太さは成人で直径およそ15〜20mm程度です。しかし、動脈硬化などの影響で血管の壁が脆くなると、血圧に耐え切れなくなった血管の一部が風船のように局所的に膨らんでしまいます。これが腹部動脈瘤であり、医学的には直径が30mm以上(正常径の1.5倍以上)に達した状態を指します。

最大の特徴であり恐ろしい点は、血管壁の内部に痛覚神経が存在しないため、瘤がかなり大きくなるまで腹部大動脈瘤 初期症状がほとんど自覚されないことです。胃潰瘍のような胸やけもなければ、便秘や下痢といった消化器系の異変も伴いません。

唯一、患者自身が自覚しうる兆候が、痩せ型の人などが仰向けに寝た際におへその上あたりに触れる腹部動脈瘤 脈打つ しこり(拍動性腫瘤)です。自分の手でお腹を押さえたときに、心臓の鼓動と同じリズムでドクンドクンと大きく跳ね返してくるような塊を感じる場合、すでに動脈瘤が40〜50mm以上に達している可能性が疑われます。ただ、皮下脂肪や内臓脂肪が多い体型の場合、たとえ巨大化していても体表からはまったく触れないケースが多いため、「しこりに触れないから安心」と判断するのは極めて危険です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。