Q1:子グマだけが木登りをして遊んでいるのを見かけました。危険はありませんか?
A1:極めて危険な状態です。子グマが木の上にいる場合、母熊はその木の根元周辺の茂みで見張りをしているか、周囲を警戒しています。人間がその木に近づくことは、母熊に対する直接的な宣戦布告とみなされます。絶対に足を止めず、木を見上げたまま静かにその場から後退して離れてください。
Q2:市街地や住宅街でくまの親子を目撃した場合、住民はどう行動すべきですか?
A2:目撃した瞬間に頑丈な建物や車内へ避難し、確実に施錠してください。決して外に出て写真を撮ったり、追い払おうとして棒を振り回したりしてはいけません。安全を確保した上で、即座に110番通報または自治体の担当部署へ連絡を入れ、警察や猟友会の到着を待つのが鉄則です。
Q3:市販の熊撃退スプレーは本当に効果がありますか?また風向きで自分にかかる心配はないですか?
A3:公的機関の実証実験において、正しく顔面に命中した場合は90%以上の確率で熊の攻撃を阻止できると証明されています。ただし、有効射程は約5〜9メートル、連続噴射時間はわずか5〜7秒程度です。向かい風の際は自身にも成分が降りかかるリスクがありますが、熊の突進による致命傷を防ぐための緊急避難措置として、躊躇なく全量を噴射し切る覚悟が必要です。