ユージのルーツを辿ると、父親は映画『プラトーン』などにも出演歴があるアメリカのハリウッド俳優マイケル・ゴードン、祖父は元駐日ドミニカ共和国大使という華麗なる家系に行き当たります。フロリダ州マイアミで生を受けたユージですが、セレブリティの華やかな暮らしは長くは続きませんでした。ユージが5歳前後の頃に両親が離婚。母親は幼い息子を連れて日本へ帰国することを選択しました。
異国の地から幼子を抱えて帰国した母親を待ち受けていたのは、過酷な現実でした。それまでの裕福な生活環境から一転し、東京での生活はシングルマザーによる厳しい母子家庭となります。母親は早朝から深夜まで身を粉にして働き、一人息子の生活と教育費を支え続けました。
ユージ自身が回顧録や特番インタビューで語っているように、当時の母親は決して弱音を吐かず、常に凛とした気品を保ちながら息子に愛情を注ぎ込んでいました。しかし、言語や文化の違い、父親の不在という孤独を埋められないまま成長したユージは、次第に心に暗い影を落とし、家庭環境の軋轢を深めていくことになります。