人気が過熱するにつれ、インターネット上には事実と異なる誤解や曖昧な情報が散見されます。初めて乗車を検討する旅行者が陥りがちな「3つの盲点」をファクトチェックします。
誤解1:「えきねっと事前受付を使えば確実に座席が取れる」は間違い
JR東日本の予約サイト「えきねっと」には、発売日1か月前のさらに1週間前から予約エントリーができる「えきねっと 事前受付」機能があります。これを利用すれば先着順に勝てると思い込んでいる利用者が少なくありません。しかし、事前受付はあくまで「発売開始日の10時ジャストに自動で抽選枠に並ぶ代行システム」に過ぎません。46席という極小キャパシティに対し何百件もの事前申し込みが殺到するため、事前受付落選の通知を受け取るユーザーが後を絶ちません。事前受付だけに頼り切り、発売日午前10時の自力アクセスの準備を怠るのは致命的な失策となります。
誤解2:「大人のみ、カップルや一人旅での乗車は浮いてしまう」の真偽
ファミリー専用列車のイメージが先行していますが、乗客の構成比を丁寧に見ると、全体の約2割前後は大人同士のグループ、カップル、あるいは大人の単独客(鉄道ファン・ポケモンファン)で占められています。車内スタッフに確認したところ「大人のお客様も大歓迎です。初代赤・緑世代の大人の方が感動して涙ぐまれる場面もよく見られます」とのことでした。プレイルームの安全性に配慮しつつ、1号車の精緻な内装デザインや沿線の景色を鑑賞することは、大人の旅行先としても十二分に成立します。
誤解3:「途中の無人駅からでも気軽に乗れる」の罠
停車駅には摺沢駅や千厩駅などが含まれますが、全車指定席であるため、空席がない限り飛び乗り乗車は一切不可能です。また、車内での指定席券の発売は行われていません。一ノ関駅や気仙沼駅の改札口で指定席券の提示が求められるため、運賃のみで乗れる普通列車感覚で訪れると乗車を断られます。