せっかく手に入れた栃の実を無駄にしないために、保存方法を正確に理解しておきたい。栃の実は収穫状態・処理状態によって最適な保管方法が大きく異なる。
あく抜き前の生栃の実:収穫直後の実は水分を多く含み、常温放置すると1〜2週間でカビや腐敗が生じる。すぐにあく抜きを始めない場合は、実を乾燥させて風通しの良い冷暗所で保存するか、冷凍保存(−18℃以下)で6ヶ月〜1年程度保管できる。冷凍の場合は鬼皮つきのまま密閉袋に入れてOK。解凍時は自然解凍させたうえで、通常のあく抜き工程を行う。
あく抜き完了後の栃の実:水気をしっかり拭き取り、密閉容器に入れて冷蔵庫で5〜7日が目安。長期保存する場合は小分けにして冷凍(−18℃以下)し、冷凍で3〜6ヶ月まで品質が維持される。使いたい分だけ取り出して自然解凍すれば、そのままレシピに活用できる。
加工品(とち餅)の保存:手作りとち餅は常温で2〜3日、冷蔵で5〜7日、真空パックして冷凍すると約1ヶ月保存可能だ。市販品は製品ごとに異なるため、ラベルの表示を確認してほしい。