東京ドームという巨大空間に足を踏み入れた瞬間、誰もがそのスケールに息を呑む。だが、ステージ中央に設置されたのは、見慣れたリビングのソファを思わせるセットだった。巨大なアリーナを包み込んだのは、普段の動画と何ひとつ変わらない軽妙な掛け合いと、友人の家でゲームを囲んでいるかのような親密さだ。
奇をてらった演出に頼るのではなく、コントローラーひとつで5万人を惹きつける。プレイ中の些細なミスで会場全体がどっと沸き、スーパープレイには割れんばかりの拍手が送られる。YouTubeの画面越しに育まれてきた視聴者との信頼関係が、物理的な巨大空間に見事な形で具現化された瞬間だった。