2009年、タイのパタヤで開催された世界最高峰のトランスジェンダービューティーコンテスト「ミス・インターナショナル・クイーン」で、はるな愛は見事グランプリを獲得した。日本人として初の快挙を成し遂げたこの瞬間は、国内外のメディアで大々的に報道され、彼女の名を一躍世界の舞台へと押し上げた。
所属事務所であるサンズエンタテインメントのサポートを受けながら、彼女は単なる「オネエタレント」という枠組みを軽々と打ち破っていった。日本の芸能界において、トランスジェンダーのタレントがプライムタイムの冠番組やCM、大型イベントの司会として定着する道を切り拓いた功績は計り知れない。自らの身体的変遷をオープンにし、明るいキャラクターで偏見の壁を溶かしていった彼女の存在は、後進の表現者たちにとっても大きな道標となっている。