当時バイエルン・ミュンヘンに所属していたアルフォンソ・デイヴィスを巡る負傷劇は、まさに紙一重の決断でした。2022年11月5日のブンデスリーガ・ヘルタ・ベルリン戦で右大腿裏を痛めて途中交代した瞬間、一時は本大会絶望の報が世界を駆け巡りました。
アルフォンソデイヴィス怪我真相について、所属クラブは筋繊維の損傷と発表しつつも出場への望みを残しました。デイヴィス本人は懸命なリハビリを経てメンバー入りを果たしたものの、初戦のベルギー戦ではコンディションが万全とは言えない状態のまま先発出場。前半に獲得したPKをストップされる苦杯をなめました。それでも続くクロアチア戦では、開始わずか68秒に豪快なヘディングでカナダ史上初となるW杯通算初ゴールを奪取。満身創痍の絶対的エースが見せた執念は、世界中のファンの胸を打ちました。