千葉県外の受験生や初受検の保護者が最も戸惑うのが、いわゆる「確約」とも呼ばれる私立高校の入試相談システムです。麗澤高校の高校入試においても、この入試相談の基準を満たしているか否かが合否の明暗を大きく分けます。
公立高校を第一志望とし、麗澤高校を滑り止めや併願校として受験する「併願推薦(入試相談利用)」の場合、中学校の進路指導部と高校側との間で行われる事前相談が実質的な前提条件となります。求められる内申点の目安は、年度やコースによって微調整されるものの、SKコースで3教科内申14〜15、あるいは5教科内申23〜24以上、TKコースで3教科内申12〜13、あるいは5教科内申20〜21以上(いずれも9科に「2」以下がないこと等の縛りあり)が一般的な足切りラインとして機能しています。
実用英語技能検定(英検)準2級や2級、漢字検定などの資格取得者に対しては内申点の加点措置が講じられるケースがあるため、中学3年間の早期から資格試験へ挑んできた生徒には優位な設計です。ただし、事前相談を通したからといって白紙答案で合格できるわけではありません。当日の筆記試験で一定の得点(合格最低点目安:各教科50〜60点以上)をマークすることが課されています。
入試相談を経ない「一般単願(フリー受験)」の場合、実質倍率は2倍を超える狭き門へと変貌します。SKコースを受験して基準点に届かなかった場合にTKコースでの合格を判定する「スライド合格制度」が用意されているため、上位コースに果敢に挑戦する受験生が多いのも同校入試の大きな特徴です。