多くの読者が最も熱狂し、完結後も語り継がれる「五条悟VS両面宿儺」の勝敗。結論から言えば、純粋な戦闘力の極致において両面宿儺がわずかに上回ったと判断されます。
新宿決戦における五条悟は、無制限の虚式「茈」を炸裂させ、宿儺を幾度となく追い詰めました。無下限呪術による絶対防御と、六眼による呪力消費の実質ゼロという特性は、単体術師として史上最高のスペックを誇ります。
しかし、宿儺は伏黒恵の肉体を器としたことで得た「十種影法術」の八握剣異戒神将魔虚羅(まこら)を巧みに利用。五条の不可侵を破るための「適応」を段階的に進め、最終的に空間そのものを対象として両断する「世界を断つ斬撃」を完成させました。
さらに宿儺には、呪具の使用や千年前の四本腕・二つの口を持つ「完全体」への受肉変身という余力すら残されていました。極限の状況下で相手の術式構造を分析・模倣し、自身の技へと昇華させた宿儺の戦闘知能と対応力こそが、紙一重の勝敗を分けた決定打です。