検索エンジンで調べると時折目にする「マイクロフォーサーズはオワコンなのか」という疑問。この噂が広まった背景には、2つの大きな業界の転換点がありました。
1つ目は、オリンパスが映像事業を分社化し、OMデジタルソリューションズ(OM SYSTEM)へ事業承継されたことによるユーザーの不安感です。2つ目は、パナソニックがフルサイズ規格の「LUMIX Sシリーズ」を立ち上げたことで、「メーカー各社がマイクロフォーサーズの開発から撤退するのではないか」という憶測がネット上で独り歩きした経緯があります。
しかし、2026年現在の市場を見渡すと、この規格は独自の進化を遂げて確固たるポジションを築いています。OM SYSTEMは過酷なアウトドア環境に耐えうる堅牢性と超望遠撮影機能に特化し、パナソニックは「LUMIX GHシリーズ」や「G9PROII」など、動画クリエイターやハイブリッド撮影者に向けた強力な機能強化を継続しています。決して衰退したわけではなく、「何でもこなす万能機」から「特定分野で無類の強さを誇る専門機」へと役割が洗練されたというのが業界の共通した見解です。