一口にカシオといっても、構造は多種多様だ。まずは手元の時計がどのタイプに該当するかを見極めよう。操作の基本は「左上(ADJUST)ボタン」か「左下(MODE)ボタン」の長押しから始まる。
「チプカシ」の愛称で親しまれる「カシオ・スタンダード」の代表格(F-91WやA158Wなど)は、極めて直感的だ。左下ボタンを3回押して秒表示を点滅させ、右下ボタンで修正箇所を切り替え、左上ボタンで数値を送る。この3ボタン操作の潔さこそ、世界中で何十年も愛され続ける理由にほかならない。
一方、電波時計機能を備えたモデルであれば、手動で数字をいじる必要すらない。右下ボタンを2秒以上長押しすると、秒針やデジタル画面が「RC(受信中)」を示し、強制受信モードに入る。窓際に数分置いておくだけで、日本の標準電波をキャッチして1秒の狂いもなく同期が完了する。