ファンの間で最も長く語り継がれている謎、それが「本名」と「両親の姿」だ。原作単行本やアニメ本編において、カスカベ防衛隊の他メンバー(風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ)のフルネームが明確であるのに対し、彼の苗字は一度も公表されていない。都市伝説として「井川棒太郎」や「井川保」といった説がネット上を巡回しているが、公式な設定としては今なお未確定のままだ。
さらに視聴者の好奇心を刺激するのが「家族の不在」である。アニメ作品の中で唯一、彼の母親の顔は影や後頭部のみで描かれ、明確な表情が映し出されたことはない。父親に至っては話題に上ることすら極めて稀だ。そして、トレードマークであるあの「鼻水」。単なるギャグの小道具と思われがちだが、実は体幹のバランスを維持するジャイロスコープのような役割を果たしているという公式裏設定が存在する。鼻水が止まると体調を崩し、まっすぐ歩けなくなるという設定は、彼という存在の異常な奥深さを物語っている。