センター分けイラストの垢抜け黄金比|男女別の毛流れとプロ直伝の描き方

センター分けイラストの垢抜け黄金比|男女別の毛流れとプロ直伝の描き方

センター分けイラストの垢抜け黄金比|男女別の毛流れとプロ直伝の描き方にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

「顔のパーツは綺麗に描けたはずなのに、髪型を乗せた瞬間に垢抜けなくなる」――この現象に直面したとき、多くのクリエイターは顔立ち自体の狂いを疑いがちです。しかし、根本的な原因は頭蓋骨の曲面を無視した平面的作画に潜んでいます。

野暮ったさを生み出す最大の要因は、前髪の生え際から毛先までを頭皮に密着させてしまう「海苔貼り状態」です。人間の髪の毛は、頭皮の毛穴から垂直方向に数ミリ立ち上がったのち、重力に引かれてアーチを描きながら左右へ流れます。この根元の「立ち上がり(フライトゾーン)」を描き落とすと、ボリュームが完全に失われ、油分で張り付いたような不潔感や時代遅れの印象を与えてしまいます。

もうひとつの致命的なミスが、正中線に沿って「完全な直線」で分け目を引いてしまうケースです。現実の髪は毛束同士がわずかに交差し合っており、生え際がジグザグに入り組むことで自然な陰影が生まれます。左右対称(シンメトリー)を意識しすぎるあまり、定規で測ったように均等な毛束を左右に垂らすと、人形のような不気味さ(不気味の谷現象)を引き起こす原因になります。あえて分け目を数ミリずらし、左右の毛量に変化をつけるアシンメトリーの意識こそが、洗練されたこなれ感を生む第一歩です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。