坂本九さんが遺した「上を向いて歩こう」や「見上げてごらん夜の星を」といった名曲は、単なる昭和歌謡の枠に留まらない。国境や時代を超えて歌い継がれる、人類共通のアンセムと言っても過言ではない。
アメリカのビルボード誌で1位を獲得した快挙から半世紀以上が経過した現在でも、これらの楽曲は世界中でカバーされ続けている。柏木さんは、夫が歌に込めていた「どんなに辛い時も希望を捨てない」という精神を、コンサートの企画や記念イベントを通じて大切に守ってきた。彼女の存在があるからこそ、これらの楽曲は単なる懐かしのメロディではなく、今を生きる人々の心に寄り添う生きた歌であり続けているのだ。