大阪府公立高校一般選抜における大阪府立阿倍野高等学校の偏差値は54〜56(大手公開模試基準)のレンジに位置しており、中堅上位校としての地位を長年維持しています。学力検査問題の難易度は、国語・数学・英語ともに標準的な「B問題」を採用。一部の進学指導特色校が採用する難問揃いのC問題とは異なり、教科書の基本事項をいかに正確にアウトプットできるかが合否を分けます。
近年の入試動向で特筆すべきは、大阪府立阿倍野高等学校の倍率が常に高止まりしている点です。大阪市内の交通至便なエリアに位置することから、地元阿倍野区・住吉区・天王寺区のみならず、御堂筋線や谷町線沿線の堺市や平野区、八尾方面からも受検生が流入。倍率は例年1.25倍〜1.35倍前後の激戦区を形成し、実質的な入試難易度は見かけの偏差値以上にタイトな勝負を強いられます。
大阪府の公立高校入試では内申点(調査書)と学力検査の比率が高校ごとに設定されますが、阿倍野高校では一般的なタイプ(学力検査6:調査書4、または学力検査7:調査書3の枠組み)を適用。合格者の目安となる通知表の平均は、9教科中「4」が中心で、ところどころ「3」や「5」が混ざる「合計34〜38/45点満点」が安全圏のボーダーです。当日の筆記試験で7割近くを確実に確保する基礎学力の完成度が求められます。