Q1:肛門腺の分泌物はどのような色や形状が正常ですか?
A1:健康な状態であれば、黄色や茶褐色、灰色のサラサラした液体から、やや粘り気のあるペースト状です。しかし、血液が混ざって赤黒い、白濁した粘り気のある膿が出ている、あるいは硬いチーズ状の塊になっている場合は、内部で細菌感染や炎症が起きている明白な証拠です。直ちに動物病院を受診してください。
Q2:嫌がって暴れる犬を無理やり押さえつけて絞っても問題ありませんか?
A2:絶対に避けてください。恐怖心から暴れる犬を無理に保定して痛みを伴う処置を行うと、お尻を触られること自体に強いトラウマを植え付け、今後のトリミングや獣医療行為が一切受けられなくなる恐れがあります。暴れる場合はその日の処置を中止し、動物病院の受診時に相談してください。
Q3:大型犬でも定期的な肛門腺絞りは必要ですか?
A3:ゴールデンレトリバーやラブラドールなどの大型犬は、排便時の腹圧が非常に強く、太い便を押し出す際に自然と分泌物が排出される個体が多いため、定期的な絞りを必要としないケースが珍しくありません。ただし、高齢化による筋力低下や体質によって溜まる個体もいるため、定期的にお尻歩きの有無をチェックし、トリミング時に確認してもらうのが理想的です。
Q4:絞った後の強烈な臭いが手について落ちない時の対処法は?
A4:通常のハンドソープでは皮脂と結びついた臭気成分が落ちにくいため、ステンレス石鹸を使用するか、台所用の油汚れ用洗剤で軽く洗った後、レモン汁や薄めたお酢(クエン酸水)で手をもみ洗いするのが効果的です。そもそも手への付着を防ぐため、処置時は使い捨てのニトリル手袋やビニール手袋を着用することを推奨します。