SNSや参加者の手記、出展サークル・企業の生の声を集約すると、TRC第一展示場ならではの「快適さ」と「過酷さ」の境界線がくっきりと浮かび上がります。
ポジティブな評価として圧倒的に多いのは、「ワンフロア完結による疲労感の少なさ」です。大規模展示会場にありがちな「エスカレーターの乗り継ぎ」や「延々と続く連絡通路」が存在しないため、目的のブースを効率よく巡回できます。また、床面がフラットで台車移動がスムーズな点や、搬出入口がホールに直結している構造は、重い荷物を扱うサークル参加者や設営スタッフから絶大な支持を得ています。
一方で、手厳しい声が集中するのが「空調管理」と「通信環境」、そして「退場時の過密」です。
「熱気があふれる即売会では、外気温に関係なく場内が蒸し風呂状態になりやすい」「冬場でも人混みの中に入ると汗だくになる」という証言が目立ちます。空調は稼働しているものの、4,500㎡の広大なワンフロアに数千人が密集すると局所的な温度上昇を抑えきれず、脱ぎ着しやすいレイヤードの服装が必須となります。さらに、一斉にスマートフォンでの決済やSNS投稿が行われると、キャリア回線に接続障害が発生しやすいという報告も根強くあります。電子マネー決済を予定している出展者は、オフライン対応や複数回線の確保といったリスクヘッジを講じています。
また、イベント終演後の15時〜17時頃には、第一展示場から出た群衆が流通センター駅の単一改札に押し寄せ、ホームへの入場規制が敷かれる事態が恒例化しています。高架上の狭いホームに人が溢れるのを防ぐための安全管理措置ですが、真夏や真冬に屋外の歩道橋上で20〜30分待たされる心理的ストレスは軽視できません。