現在の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場は、1964年の東京オリンピックでバレーボール競技の熱戦が繰り広げられた旧施設の老朽化に伴い、全面的な建て替え工事を経て2017年7月にリニューアルオープンを果たした建物です。旧施設の歴史的レガシーを尊重しつつも、21世紀のユニバーサルデザインと省エネルギー性能を徹底的に採り入れた設計となっています。
プレイヤー目線で特筆すべきは、地下および1階エリアに配置された更衣室とコインロッカーの充実度です。更衣室内には十分な数の個別シャワーブースが設置されており、温水供給能力も安定しています。ロッカーは返却式を含め大型のスポーツバッグが余裕で収まるサイズが確保されており、部活動の遠征や社会人リーグの試合時でも混雑によるストレスを最小限に抑えられます。
さらに、館内全館に導入された最新の空調設備は、バドミントン競技などの繊細なシャトルの軌道を乱さないよう、気流制御に高度な配慮が施されています。夏場のアリーナ特有の熱気や湿気がこもりにくく、2026年現在も常に清潔で衛生的なプレイ環境が維持されている点は、都内公共スポーツ施設の中でもトップクラスの評価を得ています。授乳室やバリアフリートイレも動線上に明快に配置されており、ベビーカー利用の保護者や車いすアスリートに対するサポート体制も万全です。