一口にジェルネイルと言っても、原料の配合や性質によって「ソフトジェル」と「ハードジェル」に大別されます。現在、日本のサロンや市販キットの9割以上で採用されているのがソフトジェル(ソークオフジェル)です。柔軟性が高く自爪の曲がりに自然にフィットし、専用の溶剤(アセトン)に浸すことでジェルをふやかして除去できるのが大きな特徴です。
一方のハードジェルは、ガラスのような極めて高い透明度と強固な硬度を持ち、爪の長さを1cm以上出す「長さ出し(エクステンション)」や、大きなストーンを頑丈に固定する用途に用いられます。しかし、アセトンなどの溶剤が一切浸透しないため、オフする際は表面をファイル(やすり)やネイルマシンで物理的に削り落とすしかなく、高い技術力を要します。
さらに、硬化用ライトの進化も知っておくべき重要事項です。かつて主流だったUVライトは、365nm(ナノメートル)前後の紫外線を照射し、1回の硬化に2分〜3分の時間を要していました。しかし現在普及しているLEDライト(波長405nm前後)は、わずか10秒〜30秒という驚異的なスピードで硬化を完了させます。熱や肌への紫外線ダメージを懸念する声に応え、現在のネイルサロンではLEDライトおよびUV/LED両対応のハイブリッドライトが完全なスタンダードとなっています。