年齢を重ねるにつれて給与はどう推移するのか。年代別の傾向を見ると、20代と30代で明確な二極化が進んでいます。
ウエディングプランナーの20代給料は、新卒・第二新卒を含めて年収280万〜330万円がボリュームゾーンです。未経験歓迎の求人が多い一方、固定残業代(みなし残業代)があらかじめ月20〜40時間分組み込まれているケースが珍しくありません。「どれだけ残業しても手取りが変わらない」という徒労感が、若手スタッフの士気を削ぐ要因となっています。
一方、ウエディングプランナーの30代年収になると、チーフプランナーや支配人、統括マネージャーといった役職の有無で待遇が大きく枝分かれします。役職に就いた実力者は年収420万〜550万円に達するものの、プレイヤーのまま現場にとどまるスタッフは350万円前後で頭打ちになる事例も散見されます。
この格差を左右するのが、各社が導入しているインセンティブ(歩合給)の設計です。業界大手のテイクアンドギヴ・ニーズの給料体系では、基本給に加えて成約率や単価アップ、顧客満足度に応じた明確なインセンティブ制度が整備されており、営業力に秀でたトップ層は20代後半でも年収500万円以上を射程に入れます。また、ホテル・ゲストハウス運営大手のブライダルプロデュースの評判においても、チーム達成賞や個人表彰制度が充実している点が評価される一方、ノルマ達成へのプレッシャーが日常的にかかるシビアな側面が指摘されています。
しかし、成約インセンティブは「取れなければゼロ」という残酷な裏返しでもあります。婚礼件数の季節変動(閑散期と繁忙期)によって月収が数万円単位で乱高下するため、生活設計が立てにくいと感じるプランナーは少なくありません。