よしやに関してインターネット上で散見される情報のなかには、事実に即していない誤解もいくつか存在します。訪れる前に確認しておきたい重要なポイントを整理しました。
まず代表的な誤解が、「14:30まで営業しているから昼過ぎに行っても大丈夫」という認識です。公式な閉店時間は14:30となっていますが、よしやはすべて手打ち・手切りで提供しているため、一日に仕込める麺の量に物理的な限界があります。特に週末や大型連休は13時台前半に麺切れ終了となるケースが多発するため、午後遅い時間帯の訪問は大きなリスクを伴います。
もう一つの盲点は、「讃岐うどんなら冷たいぶっかけ一択」という思い込みです。よしやの麺は、冷水で締めた際の力強い弾力も素晴らしいですが、温かい出汁を合わせたときの「麺の角が立っていながらも出汁を抱え込む独特の食感」にこそ真価があります。初回訪問時こそ、冷たい麺に熱い出汁を注ぐ「ひやあつ」を選択することが、この店のポテンシャルを余すところなく引き出す秘訣です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
食文化の多様化が進む現代において、よしやの一杯はすべての人に等しく最適とは限りません。自身の好みや旅の目的に応じた判断基準は以下の通りです。
【よしやへの訪問を強くおすすめできる人】
- 工業製品化された均一なうどんではなく、手仕事ならではの麺の縮れや豊かな表情を愛せる人
- イリコが香る上品で奥深い出汁の風味を、五感でじっくり味わいたい人
- 香川の文化である「朝うどん」を、名店の空気感とともに体験したい人
- 多少の並び時間を旅の風情として前向きに楽しめる人
【訪問にあたって慎重な検討が必要な人】
- 太さがミリ単位で揃った、ツルツルと均一でストレートな喉越しのみを好む人
- タイパ(時間対効果)を最優先し、並び時間ゼロで即座に食事を済ませたい人
- 13時以降の遅い時間にしかスケジュールを確保できない人(売り切れリスクが高いため)