インターネット上で長らく囁かれている「金蝶園総本家の倒産・閉店」という言説。この噂の震源地を報道記録から辿ると、2019年5月に岐阜地裁大垣支部へ破産を申請した「株式会社金蝶堂総本店」の経営破綻に行き当たります。
当時、負債総額約1億6000万円を抱えて事業を停止した金蝶堂総本店は、寛政9年(1797年)創業を謳っていた大垣市内の老舗でした。この倒産ニュースが全国報道された際、メディアの見出しに「大垣の老舗和菓子店『金蝶〜』破産」と掲出されたことで、消費者の間で両者が混同される事態が発生。「金蝶園総本家が潰れたらしい」という誤った情報がSNSや口コミサイトで急速に独り歩きを始めました。
「金蝶園総本家」と「金蝶堂総本店」は、屋号の漢字や創業時期が極めて近いものの、資本関係も経営陣も一切異なる完全に独立した別法人です。当時の金蝶園総本家側も店頭告知や公式リリースで事実無根である旨を発信しましたが、検索エンジンのサジェスト機能に誤認キーワードが長期間残留した結果、2026年の今なお誤解を抱くユーザーが存在しています。現在、金蝶園総本家は財務面も極めて堅調であり、廃業の事実は一切ありません。