Q1:ウグイス色って本当はどんな色なのですか?市販のうぐいす餅が緑色なのは偽物?
A1:本来の生物学的なウグイス色(JIS慣用色名)は、くすんだ緑褐色(オリーブブラウン、茶色混じりの抹茶色)です。和菓子の「うぐいす餅」や「うぐいす餡」が鮮やかな黄緑色をしているのは、春の若草や新緑のイメージを重ね合わせるため、青えんどう豆の色合いを強調した商業的な演出です。本物のウグイスの羽色を忠実に再現した食品を作ると、かなり地味な泥色に近い見た目になってしまうため、歴史の中でメジロのカラーリングへ自然と置き換わっていきました。
Q2:庭に来た緑の鳥が、メジロかウグイスか双眼鏡なしで即座に見分ける方法は?
A2:止まっている「場所」と「目の周り」を見てください。梅や桜の花の蜜を吸っていたり、枝先でせわしなくアクロバティックに動いていれば100%メジロです。さらに肉眼で数メートルの距離から目の周囲にクッキリとした「白いアイリング」が確認できればメジロで確定します。ウグイスが日中の開けた花枝にとまって蜜を吸うことは生態学的にまずあり得ません。
Q3:怪我をしているメジロを見つけました。保護して家で飼育してもいいですか?
A3:許可なく自宅へ連れ帰って飼育し続けることは鳥獣保護管理法違反になります。弱っている野鳥やヒナを見つけた場合、原則として自然の摂理に任せて過度な介入を控えるのが基本です。ただし、明らかに人間の活動が原因の事故(窓ガラスへの衝突や車との接触など)で負傷している場合は、勝手に飼育せず、速やかに各都道府県の野生鳥獣担当部局(自然環境保全課や鳥獣保護センター)に連絡し、指定の保護施設や動物病院の指示を仰いでください。