乗車に必要なコストと割引制度を正確に把握しておくことは、旅費の最適化だけでなくチケット窓口での無駄な待機時間を削る上でも役立ちます。一般的な富士山ロープウェイの料金(往復)は、大人(中学生以上)1,000円〜1,200円前後、小人(小学生)500円〜600円前後に設定されています(時期・改定により変動あり)。
少しでも出費を抑えたい場合、河口湖富士山パノラマロープウェイの割引ルートとして最も実用的なのが、富士五湖汽船が運航する遊覧船「天晴(あっぱれ)」とのセット券、または富士急行バスの周遊フリークーポンとの共通利用券です。個別に購入するよりも10〜15%程度割安に設定されており、駅前バスターミナルや提携観光案内所で購入が可能です。
ただし、ここで最も注意すべきなのが「富士山パノラマロープウェイのチケット予約」に関する現場の落とし穴です。アソビュー!やTrip.com、KKdayなどのオンライン旅行会社(OTA)経由で事前購入できるWEBチケットの大半は、「乗車確約の前売り券」または「窓口での紙チケット引換用QRコード」に過ぎません。
テーマパークのファストパスのように「長蛇の列をスキップして専用レーンから最優先搭乗できる優先乗車券」ではないケースがほとんどです。どれほど事前にデジタル決済を完了させていても、現地に到着した段階で長蛇の待機列や整理券配布の待機枠に並ぶ義務は一般の乗客と同じです。「ネットで事前購入したからすぐ乗れる」と思い込んで直前に現地入りすると、スケジュールの崩壊を招く危険性があります。