事件の発端は2011年9月30日、岡山県岡山市北区にある派遣先の倉庫でした。当時29歳だった住田紘一は、かつて同じ職場で勤務していた女性(当時29歳)を「荷物の搬出を手伝ってほしい」と言葉巧みに呼び出しました。
倉庫内に女性が足を踏み入れた瞬間、住田は背後から襲いかかって結束バンドや粘着テープで手足を拘束。抵抗を封じたうえで暴行を加え、現金やキャッシュカードを強奪しました。さらに暗証番号を聞き出した後、犯行の発覚を恐れて被害者の首を絞め、刃物で胸や首を多数回刺して殺害に至ったのです。
住田の犯行は殺害だけにとどまりませんでした。証拠隠滅を図るため、倉庫内で遺体を執拗に切断・損壊。遺体を複数のポリ袋に小分けにし、車で岡山県内や大阪府内の山林、河川敷など広範囲に遺棄しました。あまりの惨状と計画的な証拠隠滅工作は、捜査員や現場検証に立ち会った関係者を戦慄させました。