このブームは単なる一時の流行にとどまらない。過疎化に悩む地方の農村部において、地域経済を牽引する力強いエンジンとなりつつある。宮崎、鹿児島、秋田、比内、名古屋など、伝統的な鶏の産地だけでなく、全国各地で独自の銘柄鶏を立ち上げる動きが加速した。
休耕地を活用した放し飼い養鶏場が雇用を生み、地元の食材を活かした店舗が観光客を呼び込む。一軒の店が行列を作ることで、周りの温泉街や土産物店にまで経済効果が波及する現象が全国で報告されている。食を軸にした地域循環型モデルの成功例として、行政や投資家の視線も熱い。