草津熱帯圏が誇る最大の特徴は、近年の大規模動物園が導入を進める「ガラス越しの展示」とは対極にある、圧倒的な「距離の近さ」にあります。高さ約15メートルの熱帯大ドームに一歩足を踏み入れると、生い茂るヤシ科の植物や巨大なシダ類とともに、温泉熱特有の湿気を帯びた空気が全身を包み込みます。本州の高山にいることを完全に忘れさせるこの空間設計こそ、草津熱帯圏の見どころ(2026年最新)として国内外から高く評価されているポイントです。
なかでも来園者の心を掴んで離さないのが、名物となっている草津熱帯圏のカピバラふれあいエリアです。放し飼いに近いオープンな展示スペースでは、専用のおやつ(笹や野菜ペレット)を直接手渡しで与えることができ、警戒心の薄いカピバラたちが足元まで擦り寄ってきます。冬期には温泉に浸かって目を細める愛らしい姿が観察できるほか、撫でられると気持ちよさそうにゴロンと横たわる無防備な仕草を目の当たりにできます。
また、小型霊園エリアにおけるピグミーマーモセットやコモンマーモセットへの給餌体験、さらには巨大なヘビを首に巻いての記念撮影、国内有数の飼育規模を誇るワニ池の迫力ある眺めなど、五感を刺激するインタラクティブな展示が凝縮されています。安全柵で完全に隔離するのではなく、動物ごとの気質を見極めた絶妙な距離感で設計されているため、子供から大人まで記憶に残る直接体験が得られる仕組みとなっています。