Q1:フランス国旗の「青・白・赤」は、それぞれ何を意味しているのですか?
A1:歴史的な発祥においては、青と赤が「パリ市」を、白が「フランス国王(ブルボン家)」を意味しており、国王と市民の団結・和解を表現したものでした。一般的に知られる「青=自由、白=平等、赤=博愛(友愛)」という解釈は、19世紀半ば以降に国家標語と結びつけられて広まった後世の象徴的解釈(俗説)です。
Q2:なぜフランス革命で王政を倒したのに、国旗に王家の白が残っているのですか?
A2:1789年の革命勃発当初、民衆や指導者層の多くは「王政の完全打倒」を求めていたわけではなく、国王の権力を憲法で制限する「立憲君主制」を目指していたためです。国民衛兵隊を指揮したラファイエット侯爵らが、国王ルイ16世を革命の枠組みに取り込み、市民と協調させる意思表示として王室の白を中央に配しました。
Q3:マクロン大統領が変えた「青」は、日常で見かける旗すべてに適用されているのですか?
A3:民間や地方自治体にまで強制されているわけではありません。変更されたのは大統領府(エリゼ宮)や閣僚の演壇旗、大統領が出席する公式行事の旗など国家元首管轄の仕様です。市販の応援旗や民間企業、あるいは地方都市の庁舎などでは、現在もジスカールデスタン時代に定着した明るいコバルトブルーが併用されており、2つの青が柔軟に共存しています。