「朝テレビをつけてもドジャース戦がやっていない日が増えた」というファンの違和感は、単なる気のせいではありません。2026年シーズンのMLB 2026 放送日程 NHKの編成方針を検証すると、中継本数の厳選化が進んでいる実態が浮き彫りになります。
なぜここまで中継が減ったと感じるのか。最大の要因は、NHKが実施した衛星放送の再編にあります。かつてスポーツ中継の金字塔だった「BS1」とエンタメ主体の「BSプレミアム」が統合され、2023年12月から新「NHK BS」の1波体制へ集約されました。これによって、従来であればBS1で柔軟に中継枠を確保できていた時間帯に、国会中継、大相撲中継、選抜高校野球、あるいは総合的なドキュメンタリー番組が重複する構造問題が発生しています。
もうひとつの決定打が、水面下でささやかれるメジャーリーグ 放映権料 NHK 撤退の真相です。MLB機構が設定するグローバル放映権料は、米国内の動画配信大手の参入も手伝って右肩上がりに高騰し続けています。これに歴史的な円安基調が追い打ちをかけ、日本側が支払うライセンス料は数年前の1.5倍から2倍近くに膨れ上がりました。一方でNHKは、2023年秋に断行した受信料の1割値下げにより事業収入が年間数百億円規模で圧縮されています。「国民の共有財産である受信料から、特定スポーツの高額な放映権料へ無制限に資金を投じるべきか」という組織内外の批判が強まり、全試合網羅型の中継から、注目度の高いカードに絞り込む「選択と集中」を余儀なくされたのが実情です。