今回の不祥事によって晩節を汚す形となったものの、広陵 中井哲之 経歴が高校野球史に遺した足跡そのものは極めて巨大です。1962年生まれ、広陵 中井監督 年齢は現在63歳から64歳を迎える世代にあたります。広陵高校から大阪商業大学へ進学し、社会人を経て1990年に母校である広陵高校硬式野球部の監督に就任しました。
就任直後からチームを全国区の強豪へと押し上げ、1991年春の選抜高校野球大会ではいきなりチームを全国制覇へ導きました。中井氏の卓越した采配と徹底した基本重視の野球は、春の甲子園で圧倒的な強さを誇り、2003年春にも2度目の全国優勝を達成。夏の甲子園においても2007年(佐賀北高校との決勝戦)や2017年(中村奨成捕手を擁した快進撃)に準優勝を記録するなど、広陵 中井監督 甲子園実績は春3回・夏4回の決勝進出を含む通算40勝以上を誇ります。
また、特筆すべきは広陵 中井監督 プロ野球輩出の質の高さです。単に指名されるだけでなく、プロ入り後も長年にわたり一線で活躍する選手が多いことで知られています。
- 二岡智宏:巨人、日本ハムで活躍した巧打の内野手(現役引退後は指導者)
- 福原忍:阪神タイガースのエース、リリーフとして長年貢献
- 野村祐輔:2007年準優勝投手。広島東洋カープで新人王、最多勝を獲得
- 小林誠司:読売ジャイアンツの正捕手、侍ジャパン戦士としてWBCでも活躍
- 佐野恵太:横浜DeNAベイスターズの主軸、首位打者・最多安打を獲得
- 上原健太:北海道日本ハムファイターズの大型左腕
- 中村奨成:2017年夏の甲子園で大会新記録となる6本塁打を放ち広島東洋カープへ入団
プロのスカウト陣からも「広陵出身の選手は基本技術が極めて高く、礼儀作法が染み付いているためプロの水に馴染みやすい」と高く評価され、名門ブランドの礎となっていました。