西鹿島駅での遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道の乗り換えは、構造を理解していれば非常にシンプルです。駅舎改札口から構内に入ると、遠州鉄道のホーム(頭端式および島式)と天竜浜名湖鉄道のホーム(単式ホーム)が跨線橋で結ばれています。
標準的な乗り換え所要時間は徒歩2〜3分程度です。同一構内での移動となるため、一度改札外に出る必要はありません。しかし、初めて利用する旅行者が戸惑いやすいポイントが「改札・精算システムの違い」です。
遠州鉄道では独自のICカード「ナイスパス(NicePass)」のほか、各種交通系ICカードのタッチ決済やQRコード乗車券システムへの対応が進んでいます。一方、天竜浜名湖鉄道線内では現金または専用の企画乗車券、一部キャッシュレス決済が中心となります。遠州鉄道から天浜線へ乗り換える際は、跨線橋手前やホーム連絡通路に設置された簡易ICリーダーで遠鉄分の出場処理を行い、天浜線の車内または連絡窓口で天浜線の運賃を支払うステップが発生します。
また、時刻表の確認において特に注意すべきは天浜線の運行本数です。遠州鉄道が日中12分ヘッドで頻発運転しているのに対し、天浜線はおおむね1時間に1〜2本の運行ダイヤとなっています。新浜松方面から天浜線(新所原方面・掛川方面)へ向かう場合は、天浜線の発車時刻から逆算して赤電に乗車するダイヤ設計が失敗しないための鉄則です。