「仕事が激減した」。都内で活動するあるグラビアカメラマンは、厳しい現状を吐露する。従来のようなロケ撮影やスタジオ撮影の案件は減少傾向にあり、予算の削減を迫られる出版社は手軽で安価なAI生成へとシフトしている。だが、これは単なる衰退ではない。新たな職種の誕生でもある。
光の当たり方、構図、モデルのポージングといったプロのカメラマンが持つ「審美眼」は、AIへの指示(プロンプト)にそのまま活かされる。AIツールを使いこなし、クオリティの高い画像を安定して出力できる「AIグラビアディレクター」としての道を切り開くクリエイターたちも増えており、業界の再編が進んでいる。