築年数を経た公共施設の再生において、環境負荷の低減は避けて通れない課題だった。今回の改修では、建物の歴史的価値を残しつつ、最新の省エネ技術が導入されている。屋上には周囲の景観に配慮した薄型ソーラーパネルが敷き詰められ、館内の空調システムには地中熱を利用したヒートポンプが採用された。さらに、スロープの再設計や多言語対応のデジタルインフォメーションの導入など、ユニバーサルデザインの徹底も図られている。古いものを壊すのではなく、知恵を絞ってアップデートする。その姿勢そのものが、持続可能な社会への強いメッセージとなっている。
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