液晶画面の中に吸い込まれそうなほど鮮やかな色彩。それでいて、どこか1970年代のレコードジャケットを彷彿とさせるザラついた質感。今、若手クリエイターたちがこぞって挑戦しているのが、この「ネオ・アナログ」と呼ばれるスタイルだ。デジタルで描かれているにもかかわらず、インクの滲みや紙の凹凸を感じさせる表現が、デジタルネイティブたちには新鮮に映る。
特にエレキギターの流線型のボディや、アコースティックギターの温かみのある木目は、この表現手法と抜群の相性を見せる。冷たいデバイスの画面に、温かみのある音楽の気配を宿すための最適なモチーフとして選ばれているのだ。