ピーピースルーで配管は溶ける?熱変形と穴あきの真相を徹底解明について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
ピーピースルーによる配管トラブルを語る上で見落とせないのが、一般向け製品「ピーピースルーF」と、業務用・専門業者専用の「ピーピースルーK(医薬用外劇物)」の混同です。両者の発熱温度や危険性は全くの別物であり、ネット上の重大事故の多くはこの強力な劇物版に起因しています。
項目ピーピースルーF(普通物)ピーピースルーK(医薬用外劇物)配管・蛇腹ホースへの影響評価劇物指定非該当(誰でも購入可能)医薬用外劇物(譲受書・身元確認必須)Kは取り扱いを誤ると人身事故・配管損傷に直結主要成分水酸化ナトリウム(約4%)、過炭酸塩、界面活性剤水酸化カリウム(約4%)、水酸化ナトリウム(約89%)Kは超高濃度の強アルカリで有機物を瞬時に溶解反応熱・発熱温度温水(40〜50℃)溶解で緩やかに発熱冷水投入でも急激に80〜95℃超へ急上昇Kを蛇腹ホースに流すと一発で熱変形・融解寸前に想定使用者一般家庭・店舗・ビル管理清掃専門業者・水道設備業者一般人がオークション等で入手して使うのは極めて危険
上表の通り、プロ用の「ピーピースルーK」は水酸化カリウムと水酸化ナトリウムが約93%を占める超高濃度製剤です。水と接触した瞬間、凄まじい水和熱(反応熱)を放出して90℃以上に達します。耐熱処理されていない配管や蛇腹ホースにピーピースルーKを直接流し込めば、お湯を使わずとも配管がひとたまりもなく軟化・破損するのは自明の理です。