朝霞駐屯地の心臓部に位置するのが、陸上自衛隊東部方面隊の指揮を執る東部方面総監部である。関東甲信越および静岡県を含む首都圏全域、約4300万人の命とインフラを守る司令塔だ。有事の初動対処はもちろん、激甚化する自然災害時の大規模救助オペレーションまで、あらゆる危機管理の中枢として24時間体制で機能している。
防衛省は南西諸島の防衛力強化と並行して、首都中枢の防衛基盤強靭化を推し進めてきた。中谷元防衛大臣をはじめとする防衛当局も、首都直下地震における自衛隊の即応体制やサイバー・電磁波領域との連携強化を重要視している。朝霞はその中核拠点として、日々実践的なシミュレーションと指揮統制演習を積み重ねているのだ。