猫の目の色の秘密を解明!種類一覧からキトンブルー・病気のサインまで

猫の目の色の秘密を解明!種類一覧からキトンブルー・病気のサインまで

猫の目の色の秘密を解明!種類一覧からキトンブルー・病気のサインまでの総合ガイドを解説します。役立つ情報が満載です。

前述の通り、生後1年を過ぎて成猫となった猫の虹彩の色は基本的に生涯変わりません。もし、成猫の目の色が急に変わったり、白く濁ったり、赤みを帯びてきた場合、それは加齢現象ではなく眼球や全身の重篤な疾患のサインです。

動物病院の臨床現場でも「ただの目の色の変化だと思って様子を見ていたら、失明寸前だった」というケースが後を絶ちません。以下に挙げる変色の兆候が見られた場合は、即座に獣医師の診察を受ける必要があります。

眼の異常・変色の状態疑われる主な疾患併発しやすい危険な症状緊急度と対応白く濁る・青白く霞む角膜炎、角膜潰瘍、白内障、緑内障、前房蓄膿目をショボショボさせる、涙・目やにの急増、物にぶつかる【極めて高い】数日で視力を失うリスクあり赤く充血する・赤黒く濁るぶどう膜炎、前房出血、外傷による眼球内出血強い眼の痛み、まぶしがる、食欲低下、元気消失【極めて高い】FIPや猫白血病など全身疾患の疑いも黒いシミ・斑点が広がる虹彩メラノーシス(良性色素沈着)または虹彩悪性黒色腫(メラノーマ)初期は無症状。徐々にシミが盛り上がり瞳孔の形が歪む【中〜高】良性と悪性の鑑別のために定期的な眼底検査必須白目(結膜)が黄色い黄疸(肝不全、胆管炎、溶血性貧血など)食欲不振、嘔吐、急激な体重減少、濃い色の尿【緊急】内科的集中治療を要する命の危機

特に注意すべきはぶどう膜炎です。猫のぶどう膜炎は単なる眼病にとどまらず、猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)、猫白血病ウイルス感染症(FeLV)、トキソプラズマ症といった命に関わる感染症の初発症状として現れることが頻繁にあります。「目の色が全体的にどんよりと濁っている」「光に当てても瞳孔の収縮が鈍い」と感じた場合は、一刻を争うサインと捉えるべきです。

山田 真由
著者

山田 真由

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