蓮の葉の持つ爽やかな芳香と防腐作用は、伝統的な中華料理やアジアのエスニック料理でも広く親しまれています。代表的な料理が、広東料理の名物である「蓮の葉包みご飯(荷葉糯米鶏 / 蓮の葉ちまき)」です。
本格的な蓮の葉ちまきの包み方
乾燥した蓮の葉や生の大きな葉を使うことで、蒸気とともに独特の上品な香りがもち米に染み渡ります。 1. 下準備:乾燥葉はたっぷりのぬるま湯に30分ほど浸して柔らかく戻し、水気を拭き取ります(生葉の場合は熱湯に数秒くぐらせて冷水に取るとしなやかになります)。 2. 具材の配置:葉の裏面(葉脈が立っている側)を外側にし、中央に味付けしたもち米、鶏肉、干し椎茸、銀杏などを乗せます。 3. 包み込み:手前、左右、奥の順に葉をしっかりと折りたたみ、四角い座布団状に包みます。葉が破れやすい場合はタコ糸で十字に結びます。 4. 蒸し上げ:湯気の上がった蒸し器に入れ、強火で40〜50分ほど蒸し上げれば、香り豊かな絶品ちまきが完成します。
蓮の葉茶の作り方(自作ステップ)
農薬の心配がない安全な蓮の葉を入手できた場合、家庭でオリジナルの茶葉を仕込むことも可能です。 1. 洗浄と乾燥:流水で葉の汚れを丁寧に洗い流し、清潔な布巾で水気を完全に拭き取ります。 2. 裁断:葉の中央にある太い葉柄(芯)を切り落とし、1cm四方の大きさにハサミや包丁で刻みます。 3. 陰干し:風通しの良い日陰で2〜3日間、パリパリになるまでしっかりと乾燥させます。 4. 焙煎(乾煎り):フライパンに乾燥させた葉を入れ、弱火で焦げないように木べらで混ぜながら5分ほど乾煎りします。香ばしい香りが立ち上ったら火を止め、粗熱を取って密閉容器に乾燥剤とともに保存します。 急須に大さじ1杯(約3g)の茶葉を入れ、熱湯を注いで3〜5分蒸らすだけで、黄金色の澄んだ蓮の葉茶が楽しめます。