山里青年会の歴史を語る上で欠かせないのが、県内最大のエイサーイベントである沖縄全島エイサーまつりとの深いつながりです。1956年に「全島エイサーコンクール」としてスタートした同まつりにおいて、山里青年会は初期の頃から参加し、数々の栄誉に輝いてきました。地域ごとの個性を競い合った時代から現在に至るまで、沖縄市を代表する実力派として祭りの歴史を牽引してきた存在です。
地域コミュニティの過疎化や生活様式の変化により、各地で青年会活動の維持が課題となる時代にあっても、沖縄市山里では先輩から後輩へと技と情熱が途切れることなく受け継がれてきました。単なる観光向けショーではなく、祖先の霊を歓待し送り出すという伝統的な祈りの精神を芯に据えているからこそ、その演舞には時代を超えて人々を揺さぶる本物の凄みが宿っています。