店頭で多くの人が迷うのが「ロングピース(金ピース・ロンピ)」と「ショートピース(ショッピ)」の違いです。単にフィルターの有無や本数の違いと捉えられがちですが、喫煙体験としては別物といっても過言ではありません。
最大の違いは、煙が口に届くまでの物理的な構造にあります。ロングピースは高密度なアセテートフィルターを搭載しており、タールを21mgまで低減させつつ、余分な雑味や煙の荒さを適度にろ過します。これにより、燃焼温度が安定しやすく、普段フィルター付きの紙巻きたばこを吸っている方でもスムースにピースの甘みを味わうことが可能です。
一方のショートピースは、フィルターが一切存在しない「両切り」構造です。葉たばこの燃焼によって生じるアロマ分子が、遮るものなく100%ストレートに口内へと送り込まれます。そのため、喫煙技術によって味わいが天と地ほど変化します。上手に吸えば、フィルター付きでは味わえないトロリとした蜜のような甘みと濃厚な芳香に包まれますが、勢いよく吸い込むと強烈な辛みと喉へのキック感に圧倒されてしまいます。