休養を取ったはずなのに頭痛が起きる最大の原因は、自律神経の急激な切り替えにあります。平日の仕事や家事で交感神経が張り詰めていた状態から、休日に長時間の睡眠をとることで副交感神経が過度に優位へとシフトします。すると、緊張で収縮していた脳周囲の血管が一気に弛緩して太く広がる現象が生じます。
これが医学的に知られる片頭痛における血管拡張のメカニズムです。拡張した血管が周囲を取り巻く三叉神経を圧迫・刺激し、炎症物質が放出されることで、脈拍に合わせてドクドク、ズキズキと響く特有の拍動性頭痛が発生します。
さらに長時間の同一姿勢による首や肩の筋肉の硬直、睡眠中の軽度な脱水、血中二酸化炭素濃度の変化なども複合的に絡み合い、いわゆる「休日頭痛」の引き金を引いてしまいます。