2008年にシングル『I』でメジャーデビューを果たした当時、西野カナさんは名古屋の大学に通いながら音楽活動を両立していました。この時期のビジュアルは、当時の名古屋カルチャーや平成後期のメイクトレンドを色濃く反映した金髪・名古屋嬢・ドーリーギャルスタイルがトレードマークでした。
太めのアイラインにつけまつげ、明るいヘアカラーとミニスカートを合わせたガーリーなギャルファッションは、瞬く間に全国の女子中高生の間で社会現象となりました。「会いたくて 会いたくて」や「Best Friend」が大ヒットした2010年前後、彼女は単なるシンガーにとどまらず、ファッションアイコンとして同世代のトレンドを牽引していたのです。
その後、楽曲の世界観が等身大の恋愛観から日常の温かみを描くものへと成熟するにつれて、ビジュアルも金髪から落ち着いたアッシュ系・ブラウンヘアへとシフト。メイクも引き算を意識したナチュラルなスタイルへと進化を遂げました。