音楽フェスやヒットチャートの常連だったRIP SLYMEが、事実上の機能停止に追い込まれる決定打となったのは、2017年4月に週刊誌『FRIDAY』が報じたSUの不倫疑惑でした。相手とされたのは、当時20代前半のモデル・女優であった江夏詩織。当時、SUは国民的シンガーソングライターである大塚愛と婚姻関係にあり、幼い娘を育てる父親でもあったため、この報道は世間に大きな衝撃を与えました。
報道直後からSUは出演予定だった音楽フェスやレギュラーラジオ番組への出演を軒並み見合わせ、公の場から姿を消すことになります。しかし、問題は一タレントの不倫騒動にとどまりませんでした。グループ内部では以前から方向性や運営方針をめぐる見解の相違が生じており、SUのスキャンダルが引き金となって内部崩壊が一気に加速したのです。
翌2018年10月、グループの公式ウェブサイトが突如閉鎖され、グループとしての活動休止が正式に発表されました。さらに同時期、主要メンバーであったMCのPESがすでに前年の段階でグループを脱退していた事実が明るみに出るなど、ファンに計り知れない衝撃を与えました。SU個人の不倫騒動というモラルリスクは、メンバーそれぞれの信頼関係やグループ存続の基盤そのものを根底から揺るがす結果となったのです。