業務連絡で「五月雨式に申し訳ございません(失礼いたします)」と書けば、それだけで礼儀正しい対応をした気になってしまいがちです。しかし、受け手の視点に立つと、ここには配慮のつもりが逆効果になるマナーの盲点が存在します。
最も大きな問題は、メールやチャットを受信するたびに相手の集中力を分断し、確認の手間を倍増させる点です。1回で済むはずの確認作業が3回、4回と小分けに届けば、相手は都度スレッドを追い直し、どの情報が最新版かを照合しなければなりません。
「事前に断りを入れているのだから問題ない」と捉えるのは送り側の甘えと見なされることがあります。多用しすぎると、「段取りが悪い」「思考を整理してから発信できない人」というネガティブな印象を与えかねません。この言葉はあくまで突発的な事態に対する例外的なお詫びであり、恒常的に使うべき表現ではないことを認識しておく必要があります。