「至れり尽くせり(いたれりつくせり)」とは、「配慮や気配り、サービスなどが隅々まで行き届いており、これ以上望むものがない状態」を表す慣用句です。「至る」と「尽くす」という2つの動詞の連用形に完了の助動詞「り」が付いた構成で、極限まで行き届いている様子を強調しています。
この言葉の語源は、古代中国の儒教経典『礼記(らいき)』の一節にある「至れり尽くせりて加ふべからず」という言葉に由来するとされています。礼儀のあり方が完璧に整っており、もはや付け足す余地がないほど完成されていることを讃えた言葉であり、古くから最大限の賛辞として受け継がれてきました。