『枕草子』二月つごもりごろに徹底現代語訳!公任への返歌と真意を詳しくリサーチ! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
定期テストや共通テスト・国公立二次試験の古文対策において、「二月つごもりごろに」は文法問題と解釈問題の宝庫です。特に「〜み」の語法や敬語の敬意の方向は、失点率が跳ね上がる要注意エリアとなっています。
テスト直前の確認用として、本章段に登場する文法項目、重要古語、および敬語識別を以下の比較データ表にまとめました。
項目(古語・文法)詳細・語法データ現代語訳・識別ポイント出題頻度・指導現場の評価空寒み(そらさむみ)名詞「空」+形容詞「寒し」の語幹+接尾語「み」「空が寒いので」(原因・理由を表すク語法・ミ語法)【最頻出】全国の定期テストで記述・記号問わず出題率90%超。つごもり(晦日)名詞。「月隠(つきごもり)」の音変化「月の末日・下旬」(対義語は「ついたち=朔日」)古文単語テストの定番。二月つごもり=旧暦2月下旬(現在の3月下旬〜4月頃)。御覧ぜさせ奉れば本動詞「御覧ず」+使役「さす」+謙譲「奉る」+接続助詞「ば」「(中宮定子に)お見せ申し上げると」/客体:中宮定子最高難度の敬語識別問題として出題。「奉る」の敬意の対象(誰に対する敬意か)が問われる。え言ふまじかりき副詞「え」+ハ行四段「言ふ」+打消可能「まじ」+過去「き」「とても言い出すことができなかった(それほど見事だ)」「え〜打消」の構文。「不可能」の意味を正確に訳出させる典型問題。ありがたきこと形容詞「ありがたし(有り難し)」連体形「めったにないこと・稀有ですばらしいこと」現代語の「感謝する」との混同トラップ。原義「存在しがたい」を押さえるのが必須。
特に重要な文法識別として、「空寒み花にまがへて散る雪に」の「まがへて」が挙げられます。これはマ行下二段動詞「まがふ(紛ふ)」の連用形「まがへ」に接続助詞「て」が付いた形であり、「花と見間違えて、花に見立てて」という意味を持ちます。主語が「雪」であり、降る雪を春の「梅や桜の花」に見立てている構図を正確に捉えなければ、文法問題で減点対象となります。